習慣とは何か?学術的な定義をかんたん解説

はじめに

習慣という言葉、日常的に何気なく使っていますし、耳にしています。

生活習慣病というドキッとする言葉も広く知られるようになりました。

また、習慣という名の本もたくさん出版されています。

習慣は結構便利な言葉で、続けたいこと、やめたいことに「習慣」という言葉を足して、ダイエット習慣、マラソン習慣など様々な言葉を作ることができます。

ふと、習慣ってなんだろうと思い、習慣(Habit)の学術的な定義を調べてみたので紹介します。

習慣(Habit)とは?

The American Journal of Psychologyの論文”Habit”(1903)では冒頭に、「心理学の見地において、以前からの繰り返しの精神的経験によって獲得されて固定化した思考、意思、感情」と述べています。

習慣というと行動的なものを想像しがちですが、思考や感情のパターンというものもやはり習慣です。

A habit, from the standpoint of psychology, is a more or less fixed way of thinking, willing, or feeling acquired through previous repetition of a mental experience.

Andrews, B. R. (1903). “Habit”.  The American Journal of Psychology.

また、こちらのサーベイ論文では健康関連の行動における習慣に関する論文を調査しており、8つの論文で共通する習慣の定義として、「意識的な思考なしに、これまで学習された状況と行動の関連性に基づき行動が実行されるプロセスの要素」を習慣といっている点で一致していると報告しています。

Gardner B. A review and analysis of the use of ‘habit’ in understanding, predicting and influencing health-related behaviour. Health Psychol Rev. 2015

ただし、習慣をこのプロセスで生まれた行動として表現するのか、行動の傾向として捉えるか、反応の自動性として見るかという点が違うということです。

These definitions concur in describing elements of a process whereby behaviour is contextually cued, without conscious thought, via activation of a mental context- behaviour association learned through context-consistent performances. They differ in the location of ‘habit’ in this process. Five definitions portray ‘habit’ as behaviour generated by this process (Gardner et al., 2011, 2012; Nilsen, Bourne, & Verplanken, 2008; Nilsen, Roback, Broström, & Ellström, 2012; van t’Riet et al., 2011). One views habit as a tendency to engage in behaviour (Ouellette & Wood, 1998), and two as the automaticity of responses (Verplanken & Wood, 2006; Wood & Neal, 2009).

Gardner B. A review and analysis of the use of ‘habit’ in understanding, predicting and influencing health-related behaviour. Health Psychol Rev. 2015

ちなみにある辞書では習慣は以下のように解説されていました。

1 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。「早寝早起きの習慣」

2 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。「盆暮れに贈り物をする習慣がある」

3 心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式

goo国語辞書

まとめ

習慣(Habit)の学術的な定義を調べた結果、ざっくりいうと、これまでの学習によって獲得した行動や思考、感情のパターンで、その状況に応じて意識せずに自動的に起こる行動や思考、感情というところでしょうか。

無意識的にやってしまう行動や思考、感情であるため、やめたい習慣であるならば、まずそれに気付くことが必要です。

無意識にやっていることがないか、少し注意して見てみると発見があるかもしれません。

なお、習慣がタイトルに入っている最近の本もご覧ください。

  

  

  

 

  

 

  

  

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