
はじめに
持ち歩き用のデバイスをMacBookからiPad Proに置き換えてより身軽にしたいと考えていました。
iPad Proは軽量でバッテリも持ち、性能も十分。
ただ、どうしてもなじめなかったのがキーボード。
iPad Proの純正キーボードであるSmart Keyboard Folioですが、重量が若干重いところと打鍵感があまり好きでありません。

そこに出てきたiPad Pro用Magic Keyboard。
11インチiPad Pro用Magic Keyboardを購入して1ヶ月ほど使ってきたため、レビューします。
まったく新しいMagic Keyboardは、iPad Proと相性抜群です。iPad史上最高に打ちやすいキーボード、iPadOSでの作業方法が広がるトラックパッド、パススルー充電ができるUSB-Cポートを搭載。iPad Proの前面と背面を守るカバーにもなります。フローティングカンチレバーにより、デバイスをマグネットで取りつけて、最も見やすい角度にスムーズに調整できます。
iPadのためのキーボード – Apple
良いところ
キーボード
キーボードのタッチ感は、抜群。Smart Keyboard Folioは軽くて良かったのですが、ペコペコした押し心地は満足いくものではありませんでした。
Magic Keyboadは、気持ちよくタイピングできます。
タッチパッド
タッチパッドは、MacBookのものと比べると小さいので若干使いやすさは落ちますが、大きな影響はありません。
キーボードから手を離さずとも、クリックやドラッグできるため、大幅に操作性が向上しました。
MacBookを使っている感覚があります。
一部、トラックパッドではうまく動かず、タッチする必要があるアプリもありますが、これは時間が解決してくれるでしょう。
デザイン
画面が浮いているように見えるデザインは文句なくかっこいいです。
フローティングカンチレバーにより、iPad Proの画面を見やすい角度に調整できます。
Smart Keyboard Folioはキーボードの見た目がいまいちだったのですが、こちらはかなりクールです。
残念なところ
重量
第一に、重い。Smart Keyboard Folioが306gなのに対してMagic Keyboardは596g。
iPad Proよりも重くずっしりきます。iPad Pro 11インチ WiFiモデル468gとSmart Keyboard Folio 296gを合計すると764gであるのに対して、Magic Keyboardを加えると1kg超えになります。
MacBook 12インチは920gのため、MacBookを持ち歩くほうが軽いです。
価格
第二には価格。2020/6現在、Smart Keyboard Folioが¥20,680であるのに対して、¥34,980。
iPad Proを相当長く使うという覚悟が必要です。
タブレットスタイルの使い勝手
第三には使い勝手。タブレットモードとして使う際は、キーボードから本体を外す必要があります。
Smart Keyboard Folioであればキーボードをたたんで動画を見たり、Apple Pencilを使ったりということがでていましたが、Magic Keyboardはそれができません。
キーボードスタイルとタブレットスタイルと使うスタイルを変えるときには、毎回つけたりはずしたりをしなければならない点が若干面倒です。
あとはApple Pencilをどう携帯するかについて、以下のペンホルダー付きケースを使っていましたが、再検討が必要になりました。

まとめ
Magic Keyboardは、iPadProをMacBookのように使えるようにする素晴らしい周辺機器です。
よいところは、キーボード、タッチパッド、デザイン。
残念なところは、重量、価格、タブレットスタイルの使い勝手。
重さは据え置きで使うのなら問題ないのですが、毎日持ち歩くとなると結構たいへん。
MacBook 12インチや13インチを持っている人であれば、無理に買わずともキーボードを使う作業にはMacBookを持ち歩くという選択肢もありです。
とにかくiPadが好きでこれですべてやりたいというのであればMagic Keyboardは買いです。