
マルチタスクが効率的に感じるのは幻想
マルチタスクの習慣は集中力を低下させ、疲労感を増し、効率を落とす元凶。
同時に実行しているようで、脳は頻繁に複数のタスク間を切り替えているだけですので、負荷がかかります。
マルチタスクのほうが効率的に感じるのは幻想です。
詳しくはシングルタスク 一点集中術を御覧ください。
マルチタスクの誘惑、衝動に対抗する
ただ、「シングルタスクにする」と言うのは簡単ですが、実践は簡単ではありません。
マルチタスクの誘惑にかられたり、今やっていることと別のことをやりたくなったりする衝動にかられます。
おすすめの方法は、タスク管理アプリの「たすくま」とApple Watchを活用した行動記録です。

何か行動をするときには、たすくまでタスクを記録するようにしています。
1.行動をタスク化:何かをする前にはたすくまでタスクを開始、行動を終えたらタスクを終了。
2.割り込みも記録:あるタスクの実行中に別のタスクを始めたらそのタスクもたすくまで開始

このように行動を記録しているとApple Watchのフェイスには、今やっていることが表示されます。
これがいまやっているシングルタスクです。
「1タスク実行中」と表示されていますが、これが複数になっているとマルチタスクということになります。

もし別のタスクを実行するのであれば、今やっていることをやめます。
例えば今は「ブログを書く」というシングルタスクを実行中ですが、もしメールを見るのであればいったん、「ブログを書く」タスクを停止して、「メール」というタスクを実行します。
つまり「行動を開始するときにはいまやっているタスクを停止し、新しいタスクを開始する」、この基本的な動作を守っている限り、マルチタスクは発生しません。
もちろん、マルチタスクの衝動により、別のタスクをやりたくなるときがあります。
そのときは今のタスクを停止して、新しいタスクを開始すればOK。ただし、今度はその新しいタスクに一点集中します。
今のタスクをきっちり終わらせてから別のタスクにいくほうが効率がよいのですが、少なくとも複数のタスクをだらだらと切り替えることはやめましょう。
まとめ
マルチタスクの誘惑、衝動に対抗するため、たすくま+Apple Watchでシングルタスクの習慣を作る方法を紹介しました。
「行動を開始するときにはいまやっているタスクを停止し、新しいタスクを開始する」、この基本的な動作を守ればマルチタスクは発生しません。
最初は面倒でもこの原則を守っているほうが、タスクの切り替えによる認知的な疲労がないので結果的に楽になりますし、慣れて習慣になります。
なおタスクを切り替えたのに、タスクを開始していないときはApple Watchに「実行中タスクなし」、と表示されます。
時間を確認するとき、この「実行中タスクなし」が表示されているときには、今、自分は何をしているのか?、と問いかけるようにしています。
そして改めて今の行動のタスクを開始する。
これでシングルタスクの軌道に戻ることができます。
たすくま+Apple Watchでシングルタスクの習慣をはじめましょう!